小笠原・伊豆諸島沖に出現した200隻以上の中国漁船について、海保・日本の弱腰が記事になっていた。が、私は必ずしもそれが悪いことだとは思わない。
まず、ただ領海に進入されただけで"領海侵犯"には当たらない。なので、「領海を侵犯した」として実力を行使するのは国際法上誤りだ。該当漁船が犯している法は、記事にある通り、漁業主権法違反、等になるのだろう。その疑いに対して、銃撃・砲撃したりすることは妥当なのかどうか。
また、「ロシアや韓国やフィリピンが銃撃・拿捕しているから」という理由で、日本も実施すべきという論調には、全く納得できない。他の誰にもできない平和的な解決を目指しているなら、それは誇るべきことではないか。
そもそも、記事にもある通り、漁船群の本当の目的がよくわかっていない以上、強攻策に出るのは、思考停止の乱暴な対応だと考えるのだが…。
[元記事]
・痛いニュース(ノ∀`) : 中国の赤サンゴ密漁 他国なら“銃撃”して拿捕…できないのは「日本だけ」 - ライブドアブログ [2014/11/05]