Raison d’être

電脳硬化症気味な日記です。まとまった情報は wiki にあります。

2024.3.17 (Sunday)

at 14:26  

「景気回復の実感」なき株価上昇が意味すること   [散文・小論]

 そうなんですよね~。元記事に激しく同意~。
 「日経平均がバブル超え」だろうがなんだろうが、「好景気の実感なしが93%」なのだから、「好景気ではない」んですよ。景気って気分ですもんね。賢くなくたって、その程度はわかるのだから、政治家や官僚、政財界の人間も、それは当然わかってるはず。

 では、経済を好循環させるために、好景気の実感をもってもらうには、何をすればいいのか? そして、その効果を観られる指標は何なのか? わかってやってるんですかね?

 これまでの日本政府(というか、日本銀行)は、「マイナス金利」や「国債買占め」をしてきましたが、「新規借入れ需要を高める」ことには顕著な効果を観ていないのではないか? 一方、「円安」の影響で「輸出業(大企業)の優遇」と「輸入物価高(生活必需品の高騰)」が起こったけど、大企業にばらまいたお金が中小企業や労働者に下賜されることは無かった。また、輸入物価高は市民生活を圧迫し、家計の支出を抑制し、デフレマインドの継続に貢献している。また、こうした状況は、所得格差が拡がる方向でしかない。

 結局、「どうすればいいのか、全くわかってない」ってことじゃないの?と。
 なぜなら、その景気を測る指標すら、街頭アンケート以外にないんでしょ?と思うから。日経平均株価が指標として機能しないのは前述の通り。実は、難しい話ではないんでしょ?と。

 「国の年金制度が破綻しそうです。だから、自分たちで資金を増やしてね」って言えばいい。NISAで市民が眠らせているお金を掘り起こすのもいいけど、多くは高齢者が持っているのでは? NISAは高齢者向けの施策じゃないよ。それよりも、余剰のお金は大企業に眠っているんじゃないの? 新型コロナ騒動で、「利益剰余金が危機には有効だ」ってことになっちゃって、引き出しづらいのはわかるけれども。

 「ごまかし」は最も嫌いなやり口です。

[元記事]
日経平均「史上最高値」更新の裏で進んでいる茶番 「景気回復の実感」なき株価上昇が意味すること | 国内経済 | 東洋経済オンライン [2024/03/16]


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