CATVの番組表を見てて、改めて思ったんだけど、ドラマや映画で、「殺人」だの「暴力」だの「セックス」だの「不倫」だの、そうした要素の多いこと。。。。 というか、そうした要素が含まれない Contents がほとんど無い。 violence と eroticism を取り除いたら、何が残るんだろう。
「殺人」とか「不倫」とか、刑事的・道義的に実社会では禁止・疎まれていることが、どのChannelでも4時間毎ぐらいで発生している。そうした状況は、よく考えてみるとかなりな異常であり、それを異常と感じない私達の思考も異常なんだろうな、と思った。多分、子供の頃から見慣れすぎているんだよ…。
それに、刀で人を斬ったり、拳銃で人を撃ったりする行為が、「カッコよく」描かれることが多いじゃん? 相手が悪人であれ、本来、それらは憧れの対象には成り得ないことなんだけど。そうした演出も、私達の神経を麻痺させるよね。TVゲームなんかは、感情移入を前提としたメディアだから、余計に影響されやすい。
日本だと手軽に銃刀を所有できないから、そうした感覚を実社会に持ち込むには防波堤は高いけど、基本的には「わざと誘導して、後は、人間の分別に任せる」的な状況になっているとは思ふ。
いっそ、そうしたコンテンツも全て「有害コンテンツ」化して規制したら、社会はどうなるかな? 時代劇や刑事ドラマ、アクション映画はほぼ全滅。
人の意識が平和になって治安がよくなり、精神的に安定な人が増える? 逆に、ガス抜きがなくなって治安は悪くなる? Under-Groundが栄える?
「表現の自由」と「社会倫理への影響」って、今のバランスでいいのかな?
[関連]
・テレビが人間社会に及ぼす影響:社会学的研究の数々 « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム [2012/06/19]
・意外な事実:子供向け映画で登場人物が殺される確率は、大人向け映画の3倍 | 「マイナビウーマン」 [2015/01/02]