経済産業省の2007年度予算の概要が公表されました。
/.jpの記事では、次世代航空、次世代自動車、次世代情報検索・解析にフォーカスされていましたが、私的には、「情報セキュリティ対策の推進」予算の減額が少し気に留まりましたね。セキュリティ対策では、”民”に比しても随分と遅れを取っておられる”官”様が、そんなことでいいの?と。
それにしても、政府予算のICT関連部分を見てると、いつも気になることが一つ。経産省、総務省、文科省、内閣官房などで、ちゃんと連携取れてるんだよね? 同じような事業に予算をつぎ込んで、無駄にしてないよね? ってこと。増税する前に無駄をなくす、って実践できてるのかな、と。
もっと言えば、方向性が同じ事業は、統合してリソースを集め、粒を大きくした方が、成果が出やすいんじゃない、ってことも考えます。
そうすると、また、「情報通信省を新設し、ICT関連の最高権威として、各省の取りまとめを行う」、なんて議論に発展するわけです。そして、旧通産省と旧郵政省の対立とか、NTTの思惑とか、いろいろ出てくるわけですよね。
ってことで、予算案を拝見する度に、いつも、モヤモヤ感を覚える私は少数派でしょうか?